スノーボードの硬さ

スノーボードの硬さ

スノーボード選びのポイントの第5弾、題して『スノーボードを選ぶポイント➄』。
今回は、『スノーボードの硬さ』を紹介します。

スノーボードの硬さは、板の形状や長さ同様、しっかりとこだわりたいところです。
板の硬さには、『フレックス』(板のしなる硬さ)と、『トーション』(板をねじる硬さ)がありますが、
ほとんどの場合、板の硬さといえば、『フレックス』を指すことが多いです。
板の形状と同じように、板の硬さによって得意分野や不得意分野がかわってきます。
硬い板、やわらかい板の特性をしっかりと理解しましょう。

(注:ここでは、『フレックス』のみの紹介とします。)

やわらかい板(ソフトフレックス)の特性

板がやわらかいということは、板がしなりやすいということです。
しなりやすい板の、メリット・デメリットをみていきましょう。

メリット

【少ない力で、扱いやすい】
滑走中、板は常にしなっています。
ジャンプやスピン、その他の様々なケースも同様に板はしなっています。
柔らかい板は、少しの力で、これらの動作ができるのです。

デメリット

【安定性に乏しい】
少ない力でもよくしなるため、高速滑走路は板がバタバタして安定しづらいです。
加えて、カービングターンでエッジを立てる時、ねじれやすいと板の底が、雪面に触れるおそれがあります。

【反発する力が小さい】
板に力を加えることで板はしなります。
これは、力のエネルギーがたまっている状態です。
そのエネルギーを解放する(しなりをなくす)ことで、板が反発し、様々な動作が生まれます。
典型的なものが、オーリーやノーリーです。
少しの力でしなるということは、エネルギーをためるのも小さく、解放するエネルギーも小さいということです。
つまり、反発する力が小さいということです。

硬い板(ハードフレックス)の特性

板が硬いということは、板をしならせるのにより多くの力が必要ということです。
しならせるのに大きな力が必要な板のメリット・デメリットをみていきましょう。

メリット

【安定性に優れている】
高速滑走時に、板がブレずに安定する。
ねじれにくいため、高速でのターンでエッジがかかりやすい。

【反発する力が大きい】
大きな力で板をしならせるため、反発する力も強い。
大きなオーリーや、ノーリーが可能となる。

デメリット

【強い力が必要】
板を操作するために、強い力が必要。

【扱いづらい】
緩やかなスピードでの滑走時は、とくに扱いづらく感じるかもしれません。

選ぶポイント

ショップに並んでいるひたを見ると、数字が書かれているのをよく目にすると思います。
1~10や1~100など、ショップやブランドによってまちまちではありますが…
これが、板の硬さを表しています。
数字の数値が低い(少ない)ほどやわらかい板だといえます。
ここでは、1~10の数字で考えていきましょう。

●ソフトフレックス(やわらかい)………数値:1~3
●ミドルフレックス(中間)………………数値:4~6
●ハードフレックス(硬い)………………数値:7~10
(※あくまでも目安です。)

やわらかい板(ソフトフレックス)

●プレス系のグランドトリック
●高回転系スピンのグランドトリック(ある程度反発がある方がやりやすい)
●ジブ
●初心者

オーリーやノーリーで、高回転スピンをする場合は、
ある程度、反発があった方がやりやすいため、ミドルフレックスも視野に入れた方がよいかもしれません。

中ぐらいの硬さの板(ミドルフレックス)

●フリーラン
●カービングターン
●グランドトリック(全般)
●ワンメイク
●初心者

脚力があり、ガンガン高速回転のスピンをする場合は、
反発力のある板の方がやりやすいのではないでしょうか?

スノーボードの板を、毎年毎年乗りかえる人などほとんどいません。
やはり、長く乗るというのがベターです。
最初は全然慣れなくても、慣れればある程度の滑りはできるようになります。
そうなると、ソフトフレックスでは滑りづらくなるかもしれません。
ある程度のスパンを考えると、ミドルフレックスの方が無難かもしれません。

硬い板(ハードフレックス)

●高速滑走
●高速カービングターン
●ワンメイク
●ハーフパイプ

高速で滑るということは、少しのズレが大きな影響をもたらします。
安定性の高い板の方がいいでしょう。

キッカーで大きなジャンプをするためには、板の反発は必須です。
反発力の大きな板が大ジャンプを導くのではないでしょうか。
ハーフパイプも然りです。